 |
第七幕
ドラ子の告白
|
最終更新日:2003年12月5日 (金) |
リャンペーの足取りは重かった。チンイツがあそこまで落ち込んでいるとは・・・。誤算だった。
- リャンペー
- ふうー、さーてどうすっかな。しかしあの三三会が動いていたとはな
三三会は三色・三アンコー・三カンツ等から成り立っており、「喰ったり・鳴いたり」をモットーとする自由主義を展開しているテロ組織である。
- リャンペー
- どうにかしてチンイツ、うまく行けば三三会も仲間に入れたいところだが
- ドラ子
- リャンさん!!
- リャンペー
- おお、ドラ子!
ドラ子はあの赤ドラの娘であり父の失脚に伴いエリアをふらふらしていた。
- ドラ子
- 久しぶりじゃない。なんか浮かない顔してるけど、どうかしたの?
- リャンペー
- いろいろとな
- ドラ子
- 三三会の事でしょ?
- リャンペー
- !!。なんで知ってんだ?
- ドラ子
- リャンさん達と一緒に居て何年になると思ってんのよ。だいたいの事は分かるわ。
- リャンペー
- ハハ、そうだよなおまえと会ったのは俺が大学一年のときだからもう8年も経つもんな。
イーペーに連れられてよく家に遊びに来たっけなあ。初々しくて可愛かったけどな。
- ドラ子
- それはお互い様だけど。
- リャンペー
- 悪り悪り
- ドラ子
- 今だから言うけどね、あの時リャンさんの事が好きだったんだ。
あ、でもほーーーんの少しだけどね。
- リャンペー
- 何だそのほーーーんの少しってのは!
- ドラ子
- だって本当の事だからしょうがないじゃん!
でもね、その時はジュンさんが居たから言えなかったの。ジュンさんは奇麗だし頭も良かったし。とても私が勝てる相手じゃなかったからね。
- リャンペー
- おまえの方が魅力あるな。
- ドラ子
- はっ!!?
赤くなったドラ子は死んだ赤ドラを思い出させた。
- リャンペー
- そんなことだったらおまえと付き合ってりゃ良かったよ。
- ドラ子
- 口がうまくなったわね。でもああいう事件(婚約破棄)が起きたから私の方に来てくれるかなあなんて思ってたけど結局来なかった。よっぽど好きだったんだね。
- リャンペー
- ああ、好きだったよ。でもあいつはどっかに流局しちまったけどな。
- ドラ子
- それがジュンさんの本心だと思う?
- リャンペー
- おまえ、何が言いたいんだ?
- ドラ子
- あの事件の前に、あたしジュンさんと二人きりで話した事があったの。
最後にジュンさんは「私が居なくなってもペーコー達と仲良くしてあげてね」って言ったのよ。
その時は、私よく分からなかったから「はい」って答えたけど・・・。
あまりに真面目にジュンさんが言ってたからその言葉の意味を追求する事は出来なかったわ。
この事すぐにリャンさんに話せば良かったかな?
- リャンペー
- いや。そんな事はない。話してくれてサンキューな。
- ドラ子
- あんまり無理しないでよ。何かあったら手伝うから。
- リャンペー
- そん時は頼むぜ。期待してんゾ!