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混一色清一色物語

投稿日:2004.5.4
  作:keishiha_aminoshiki

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昔々とある村に兄の混一色と弟の清一色が住んでいました。
彼等は生まれた時は一翻役でしたが、役満になるという夢に向かって努力し、三翻役になりました。

しかし、なかなか役満にはなれずにただ意味も無く鍛練する日々が続きました。

混一色「よし!今日はこれぐらいにしておくか」
清一色「そうだね、兄さん」
混一色「しかし、どうして俺たちはこれ以上翻数が上がらないんだろうな
清一色「きっと、まだまだ鍛練が足りないんだよ!」
混一色「そうだな…」

しかし、混一色はこれ以上翻数は上がらないんじゃないかと一人悩んでいました。
そんなある日…

混一色「毎日毎日鍛練の日々なのになんでこれ以上翻数が上がらないんだ!」
清一色「兄さん…」

混一色は荒れていました。
すると空が光り、なんと麻雀神が舞い降りて来たのです。

麻雀神「混一色と清一色、お前達の事はいつも見ておったぞ。毎日鍛練とは結構な事じゃ、だがお前達は役満にはなれないぞ」
混一色「なんでですか!?俺達は他の奴等の数倍は努力してます!あの役満達よりも!!」
麻雀神「これは運命(さだめ)なのじゃ。役満達は始めから役満じゃし、お前達は一生役満にはなれん。諦める事じゃな」

そう言うと麻雀神は消えました。

混一色「そんな…」
清一色「兄さん…。でも今まで頑張ってこれたんだから、きっと役満になれるよ!」
混一色「…いや、麻雀神様がおっしゃってただろ!絶対役満になれないって!!俺はもう止めだ!これからは自由気ままに生きて行くぜ!」
清一色「に、兄さん!?考えなおし…」

バキッ!!

混一色「うるせえ!俺に指図するんじゃねえ!このお間抜け野郎が!分かってんのか?今までの俺達の苦労は水の泡だったんだぜ!?これからは自由に生きてかないとな!」

混一色はそう言い残し清一色のもとを去って行きました。
しかし清一色は諦める事は無く、それからもより一層努力し続けたのです。
するとある日、清一色の体が黄色く光り始めたのです。

それはまさしく役満になった証拠でした。

清一色「なんで急に役満に!?」

すると麻雀神が現れました。

麻雀神「お前が諦めずに努力し続けた結果じゃよ。お前はこれから九連宝燈と名乗るが良い。混一色も哀れな奴じゃな、自ら役満の芽を摘み採りおったわ!」
九連宝燈「なんで、混一色兄さんに役満になれない。なんておっしゃったんです?」
麻雀神「わしが無理だと言ったら諦める奴なんて元々役満になれん。諦めずに努力する奴こそ役満にはふさわしいんじゃよ!お前にはそれができた。当然の結果じゃ」

麻雀神はそう言うと天へ帰って行きました。

その光景を見ていた村人が清一色を六翻、九連宝燈を役満という事を広く世に伝えたそうです。
しかし、途中で諦めた混一色は食い下がり有りの三翻にされてしまったそうです。

そして、混一色は二度と役満にはなることはありませんでした。。。

単行本発行に寄せて・・・(編集者UMEKO)

この物語は日本国内で伝承されている神話に基づいた物語です。
放浪の旅に出た混一色は、異国の地で緑色の光を受け、役満になったという伝承もありますが、
正確な資料はいまだ発見されておりません。

各国の神話を集めて回るけいし君に励ましのお便りを出そう!(ジャンプ風)

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