世界に一つだけの役 |
投稿日:2003.3.14 作:keisino_mj1225 |
これは雀ニーヅ事務所の売れないバンドの物語です。
とある酒場でぼやく五人組の姿がありました。
タンヤオ「何で俺たちはいつまでたっても売れないんだよ!」
ピンフ「うるせーな!大体お前は太りすぎなんだよ!!喰ってばっかいやがって!!リーダーのお前がそんなんだから俺たちはいつまでたっても下積みなんじゃねーのか!?」
タンヤオ「なんだと!?」
ピンフ「あ?やんのか!?」
チートイツ「おい!お前らやめろよ。」
チャンタ「そうだ!お前らがそんなだから点数も上がらないし符もハネないんだよ!!」
ピンフ「うるせぇ!!お前が一番人気が無いから点数が少ないんだよ!!」
チャンタ「言ったなこのメンゼン野郎が!」
スーカンツ「お前らそのへんでやめたらどうだ。」
ピンフ「黙れ!お前なんかいてもいなくても同じなんだよ!!それなのにただ役満だからって威張りやがって!!」
スーカンツ「言ったなこのやろう!!」
チートイ「お前らもうよせよ!!」
「なんだと!!」「黙れ!」「お前なんか!!」
チートイ「やめろ!!!!やめろ!!!!」
全「……」
ピンフ「どうしたんだよ、いつもニコニコしてるお前らしく無い。」
チートイ「皆、一体どうしちまったんだよ!?昔の俺たちは金は無くても夢に向かって一緒に励ましあってただろ!?何でそれができないんだ!」
チートイ「もう昔の様にはなれないのかよ!!今より貧乏だったけど夢に全員で向かっていったあの頃のようには!!レーサーになったサンレンコーも泣いているぞ!」
タンヤオ「……」
ピンフ「そうだな、俺たちは何かを忘れていたのかもな。」
チャンタ「チートイの言う通りだよ。俺たちは大切な物を無くしてしまっていたんだな。」
スーカンツ「でも俺たち、これからやり直せるのか?」
チートイ「ああ!皆がテンパイすればきっとやり直せるさ!」
スーカンツ「でも俺たちはもう事務所にも見捨てられてるんだぜ。」
タンヤオ「よし!じゃあ皆で歌詞を作って唄にしたらいいんじゃないか?」
ピンフ「さすがリーダーだ!俺は賛成だよ。」
チャンタ「俺もそう思う。」
チートイ「それがいいよ!皆で歌を作ろう!」
スーカンツ「もうこの際事務所は抜けて、1から皆でやり直さないか?」
チートイ「全員異論はないよな。」
タンヤオ「実はな、歌の曲名は決めてあるんだ。その名も[世界に一つだけの役]だ!」
シーン……
スーカンツ「良い曲名だな。」
チャンタ「俺、なんとなくだけど思ったんだ。俺たちみたいに全然種類の違う役をテーマにしたらいいんじゃないかって。」
チートイ「うん、それはいいよ!」
ピンフ「よーし、それなら今から作詞作曲しよう!」
そして……
一か月後…
彼らは別の事務所に移籍していた。成果がでなければ即トビという悪条件で。
タンヤオ「これが俺たちの最後のチャンスだ!!しまっていくぞ!」
全員「おぉーーー!」
「俺たちの世界に一つだけの役。聞いて下さい!」
そうだ〜僕らは〜♪
世界に一つだけの役〜♪
一つ一つ良い所が〜ある♪
その役を使いこなすた〜めに
いろんな雀士がい〜るんだ〜♪
ワーワー!ピューピュー!!「良かったぞー!」
タンヤオ「やったな!!大成功だ!」
チートイ「これからも俺たちは同じグループでやっていこうな。」
全員「オォー!」
……こうして彼等は麻雀界の大スターになりましたとさ。
終わり
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