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倉科遼を読む- 連載 - 女帝薫子 】の記事
  • 7月
  • 19
  • 2007
21:16

第21話(最終話) 母と子の現在・・・そして明日

銀座に残り、母に会って共に戦う。真紀ママがいくら説得しても紗也の意思は変わらなかった。
インペリアルに行き、内部から抗争を終了させるという紗也。
真紀ママは慌てて初代雪乃ママに連絡を取る。

それから30分ほど前、初代雪乃の病室に二代目雪乃ママ、薫子が訪れていた。
表から姿を消していた薫子は抗争の和解に関するめどが立ったことを報告していた。
関西の六代目と直接会って、裏社会にあるブラックリストを武器に説得したのだ。
関西側は東京銀座進出は後藤田組の単独行動として、後藤田を消すことで子の抗争の収束を図ることにした。そして、関東側には銀神会組長の引退と東京からの所払いを条件に出した。

抗争を終わらされるにはやむなくこの条件を飲むしかなかった薫子。
薫子は銀神会組長で光安総業の社長である男と再来月一緒になる予定だった。
肩書きも組織も剥がされて放り出される組長についていきたいという薫子は雪乃ママに仕事をやめさせてほしいと頭を下げる。
その時、雪乃ママの元に真紀ママから電話が入ってきた。

紗也の説得に失敗したという真紀ママに雪乃ママはすべて終わったと言う。
その頃、インペリアルに向かった紗也は警察が後藤田の自殺について調べているのを見て驚いていた。
雪乃ママは薫子に娘はどうするのかを尋ねた。娘には会わずに去ろうとする薫子。
クラブ雪乃も閉店することになり、銀座に”女帝”が消えることになる。
雪乃ママは新しい女帝を銀座を上げて育てることにする。その可能性がある娘、紗也を。

結局紗也は母に会うことができなかった。今日も真紀ママの下で働きながら母を待ち続けている。
自分が女帝になることを意識した紗也とすれ違う薫子は通り過ぎたあとに静かに涙を流す。

銀座は今日も生きている。そして今日もまたドラマを生み続けている。

(ひとこと)前回分を読んだときにまさかと思いましたがやっぱり終わっちゃいました。
いやー、一気でしたね。純平君や百合ママはどうなってるんでしょうかね。

  • 7月
  • 4
  • 2007
20:38

第20話 女帝の娘

美奈に連れられて「インペリアル」にやってきた紗也。
紗也が母のことを気にしていると知った店長の後藤田は早速母親である雪乃ママを陥れる作戦を実行しようとする。

店を出た紗也を真紀ママが見つけた。真紀は「インペリアル」に美奈が移ったことを知っていた。
あの店は「クラブ雪乃」のバックにある組と対立している組がやっている企業舎弟だった。
真紀ママはインペリアルが雪乃を陥れるために紗也を手中に収めて人質にとろうとしていることに気づく。
銀座には「女帝」と呼ばれる初代雪乃ママという女性がいた。政界、財界、ヤクザ界のトラブルを次々に解決してフィクサーと呼ばれる女性だ。
さまざまな闇の情報を知る雪乃ママに逆らうものはいなかった。そして癌を患って銀座を引退するときに紗也の母親である薫子にすべてを授けたのだ。
それから薫子は「二代目雪乃ママ」として「クラブ雪乃」を経営していた。

風呂から上がった紗也の電話に留守録が2件入っていた。
ひとつは真紀ママから、もうひとつは後藤田からだった。
どっちに会いに行くか迷った紗也だが、結局真紀ママに会いに行くことにした。
真紀ママは間違った事実を知られるよりはと紗也に真実を話すことにした。

紗也の母は生きている。現在は薫子という名前ではなく「クラブ雪乃」の二代目ママとして。
薫子は能代のスナックで働いているときに材木商の社長と恋に落ちて愛人となり、ひとりの娘を産んだ。それが紗也である。
しかしそれが本妻に知れてしまった。本妻は地元の名家の出身だったため、夫の仕事に圧力をかけてきた。
窮地に立たされた彼を見た薫子は生まれたばかりの紗也を残して秋田を出た。

銀座に出てきた薫子は”紗也”という名前で「クラブ雪乃」に勤め始めた。
秋田時代を断ち切るように働いた薫子は頭角を現し、その実力を買われて初代雪乃ママからすべてを受け継いだ。
そして薫子は「二代目女帝」として銀座に君臨することになった。しかし、銀座進出を狙う組織が銀座の銀神会と対立を起こし、それを阻止しようとして銀神会に狙われることになった。
現在、薫子こと二代目雪乃ママは病気を理由に地下にもぐって抗争を止めようとしている。

そういう状況のときに紗也が銀座にやってきた。紗也が薫子の娘だと知った銀神会は自分たちが経営する店に紗也を呼んで人質にしようと画策したと思われる。

後藤田ではなく真紀ママに会いに行ったことで危機を逃れたことを知った紗也。
今からでも遅くはない、銀座から去って秋田へ帰れと忠告する真紀ママに対して紗也は自分も母と一緒に戦うと宣言する。

  • 6月
  • 15
  • 2007
18:09

第19話 移転

突然店をやめろといわれた紗也。その理由は母を捜しているためだと気づいた紗也は大ママの言うとおり店をやめることにする。
しかし、銀座を去るわけではなく新しい店を探して母とも会うと宣言。大ママから母に伝えてほしいと涙を流す。

病院では初代雪乃ママが電話をかけていた。
もう少しで揉め事は解決する。あなたが復帰して雪乃に返り咲く時が銀座の寝所低誕生のときなのだから。
光安総業社長の愛人というその女性は電話の向こうで無言だった。

美奈ママの部屋に電話がかかってきた。「インペリアル」という店の店長が美奈ママを引き抜きたいというのだ。
40を過ぎて、女を張れるのもあとわずか。どこかでもう一花咲かせたいと思っていた美奈ママはこの話を受け入れる。
部屋にやってきた店長の後藤田は法外な契約金を持ち出して美奈ママをその気にさせる。さらに条件として紗也をつれてきてほしいと頼む。
おそらく紗也を見初めた客がいるだろうと考えた美奈ママはその話を承知する。
しかし、後藤田の思惑は紗也を手に入れて雪野の女帝就任を阻止することであった。

紗也の部屋の電話が鳴る。美奈ママはインペリアルの店長が母のことを知っていると言って移籍話を持ちかける。
母の情報があると聞いた紗也はこの話を受ける。

そして初日。紗也はインペリアルの前にやってきた。

  • 6月
  • 7
  • 2007
20:47

第18話 紗也、追放!?

クラブ雪乃の初代ママはかつて銀座の女帝といわれた女性。その雪乃ママから紗也を追放しろといわれた真紀ママはその理由を問いただそうとする。
しかし、雪乃ママのあまりの剣幕に了承せざるを得なかった。
おそらく雪乃ママが紗也の母親である薫子に違いない。それならば何故あれほど強く追放しろというのか。真紀ママはタクシーの中で一人考え込む。

ゴージャスでは人気ホステスとなった紗也と美樹の客であふれかえっていた。
客を見送った紗也の目に一人の男性の後姿が映る。
理由はないがなんとなくその男性は美樹の父親ではないかと感づいた紗也は控え室に美樹を呼びに行く。
まさかと思って店の外に出た美樹だが、その男性の後姿を見た瞬間に父だと確信した。
「お父さん」と呼びかける美樹。「私には美樹という娘なんかいない」と言うその男性だが、10歳のときまで毎日見ていた父の姿を忘れるはずがなかった。
振り向いた父に抱きつく美樹。二人はついに再会できたのだ。

翌日、美樹から呼び出されて喫茶店に来た紗也。
この10年間のことをいろいろ話し合った二人。父は結局駆け落ちの相手である薫子とは3年で別れてしまっていた。新しい男に付いて行ってしまって捨てられたそうだ。
まだわだかまりもあるために今のところは離れて暮らすが、自分が一人立ちして、父も母も過去を話し合えるようになったら三人で暮らそうと考えているようだ。
自分と母を捨てた父だが、許せることができた。それはこの街で働いて夜の街に来る男性の気持ちや夜の街に潜む罠などを知ることができたおかげだと美樹は笑う。

紗也の携帯に真紀ママから呼び出しが入った。珍しい大ママからの呼び出しにどんな用件かと駆けつけた紗也に真紀ママは雪乃ママに言われたとおりのことを言った。
「今日でゴージャスを辞めて欲しいの」

  • 5月
  • 8
  • 2007
02:19

第17話 真実

母はすでに亡くなっていたがこれからも母が残してくれた街、銀座で働いていこうと誓った紗也。
その紗也は処女をささげた相手純平はホステスの夏美に別れてほしいと頭を下げていた。
もともと惚れた腫れたの関係ではないと冷たく純平を突き放す夏美だが、目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
紗也と会った純平は松嶋が紗也の母である薫子の墓を知らないことを聞く。
だれも墓のことを知らないという話を聞いた純平はこの話はうそではないかと疑いを持つ。

店に出た紗也は今まで以上に張り切っていた。それに刺激を受けた美樹も一生懸命に接客する。
二人を見ていた美奈ママと百合ママ。百合は美奈に紗也と美樹が薫子という女性を探して銀座にきたことを話す。横でそれを聞いていたベテランホステスは、自分の記憶の中にある薫子という女性のことを思い出す。
40代前半から半ばで秋田出身の薫子という名前のママ。
しかし彼女はそれが事実で紗也が母は死んでいると思っているのならそれでいいと考えていた。

それから半年後、紗也と美樹は頭角を現してきた。指名の数も増えゴージャスを代表するホステスに成長していた。
そんなある日、真紀ママの元に一本の電話が入る。雪乃ママというその女性は聖美加病院に真紀ママを呼び出した。
真紀ママは気づいていた。秋田出身で本名薫子。雪乃こそが紗也の母親である可能性が大いにあることを。

見舞いに行った真紀ママに雪乃ママは告げる。
「真紀ママのお店にいる紗也というホステスを追放してほしいの。これは女帝といわれる私からの命令です。」

(ひとこと)次回は休載。単行本2巻は5月18日発売です。

  • 4月
  • 21
  • 2007
15:21

第16話 初めての日

母を亡くした悲しみに泣き崩れる紗也。通りかかった純平に全てを話して今夜は一緒にいて欲しいと頼む。
紗也の部屋にやってきた二人。紗也は母を亡くしたという事実に強烈な寂しさを感じて抱いて欲しいと言い出す。

ついに結ばれた二人。純平は天涯孤独になってしまった紗也を守っていきたいと誓う。
翌朝、仕事があると置き手紙を残して帰った純平。紗也は手紙を読んで純平に感謝する。
母がいないことが分かった今、銀座にいる意味はなくなってしまった。
しかし、銀座の街を気に入っている紗也はこれからのことを考えながら歩いていた。
そこに宮沢が声をかける。喫茶店で宮沢はこれからのことを話しだす。父の仕事を手伝うために夜間大学を受験することにしたそうだ。
父に会うことが目的から生きる目標に変わった。それを聞いた紗也も母の形見であるこの町で生きていこうと改めて強く思った。

夜になり、店に出た紗也。吹っ切れた紗也を見た他のホステスは何かいいことがあったのかとささやき合う。
それを見た美樹は紗也に何があったのか聞いてみることにする。
母が死んでいたことを話す紗也。母「薫子」を探すために銀座に来たことも告白した。
そして、現実を受け入れてこの銀座で生きていく。薫子の名前は私がもらうと美樹に告げる。
美樹も自分が銀座に来た理由を紗也に話す。愛人と駆け落ちした父親を捜して。その愛人の名は薫子でこの銀座で働いているからと。

それぞれの事情を知った二人は改めて薫子の名を賭けて戦っていくことを誓い合う。

  • 4月
  • 10
  • 2007
18:23

第15話 母の真実

宮沢潤の父、松嶋は紗也の母である薫子に心当たりがあるという。
しかし、薫子と知り合った店はすでに無くなっている。松嶋はその店のままだった人に聞いてみると言ってくれた。

家に帰った松嶋は苦悩していた。実は松嶋は現在も薫子のことを知っていた。
二人のことを考えて紗也にうそを伝えた松嶋は、薫子に話をするべく数奇屋通りにやってきた。
そのころ紗也は純平に母のことを報告していた。笑顔で話す紗也によかったなと答える純平。
しかし彼も女性問題で悩んでいた。

その夜、閉店近くに松嶋がやってきた。松嶋は閉店後に紗也をバーに呼び、母について話した。
「彼女はもう亡くなっていた。長い間病に臥していたそうだ。」
それを聞いた紗也はこれまで尽力してくれた松嶋に礼を言い、店を出て行った。
しかしこれも松嶋のうそだった。実は紗也の母親は生きていた。しかし、彼女は紗也に会いたくないといっていたのだ。
つらい思いを一人で飲み込む松嶋。

気丈に店を出た紗也だが、街を歩くうちに悲しさが襲い掛かってきた。雨の中しゃがみこむ紗也。
そこに偶然純平が通りかかった。紗也は純平の腕の中で泣き崩れた。

  • 3月
  • 17
  • 2007
20:41

第14話 再開

目の手術をした宮沢を見舞う紗也。宮沢は後援会の人や俄か友人と同じように紗也や美樹もまたチャンピオンベルトを失った自分から離れていくものだと思っていた。

しかし紗也は先日店にやってきた松嶋を宮沢に合わせたいと思っていた。
彼は宮沢潤の父親に違いない。同じ運命を持つものとして宮沢を放って置けなかったのだ。
松嶋を待ち続ける紗也。しかし松嶋はなかなかゴージャスに現れなかった。
意を決した紗也は松嶋に直接電話を入れた。
松嶋を呼び出した紗也は非礼をわび、本題に入る。
「松嶋さんは宮沢潤クンのお父さんですよね。失明する前に会ってあげてください。お願いします。」

果たして松嶋は宮沢潤の父親だった。
3日後、松嶋は亜細亜自動車と経団連会長を辞めると役員会で宣言する。
その翌日、紗也につれられて宮沢を見舞う松嶋。
松嶋は父の名乗りを上げ、母とのことを語りだした。

会社役員に選出された頃、松嶋はある女性とで知り合い、愛し合ってしまう。
しかしそれに気づいた彼の妻がノイローゼになってしまい、自責の念に駆られる。
事情を察知した女性は松嶋の前から姿を消した。しかしすでに彼女は子供を身ごもっていたのだ。

そうして生まれた宮沢だが、母は難産で命を落としてしまった。
施設に預けられた宮沢がチャンピオンになり、父を探していることを知った松嶋は偶然銀座で宮沢を見かけ、紗也から息子のことを聞き出し、そして紗也の話を聞いて名乗り出る決心をしたのだ。

これからは仕事をやめて一緒に暮らしたい。妻を亡くした自分にとって家族は君しかいない。
そういわれた宮沢は「俺がボクシングをやったことは間違いじゃなかった」と涙を流す。
数日後、包帯を取った宮沢はそこに父の姿を見て改めて涙を流す。

松嶋は紗也に感謝の言葉を述べ、「君もお母さんを探すために銀座に来たとか」と問いかける。
秋田から銀座に来た「薫子」と言う女性を探していると言われ
「十数年前、秋田から来た薫子という女性を聞いたことがある」と思い出す。

紗也の母の消息が明らかになるのか?

  • 3月
  • 1
  • 2007
23:28

第13話 剥離

ホテルの部屋で突然倒れた宮沢。心配する美樹だが宮沢は病院には行かないと言って帰って行った。
その後行った病院での診断は「網膜剥離」。オフィシャルドクターに知られたら一発で引退させられる。
両親に会いたいがためにボクシングを続けている宮沢は父が見つかるまでチャンピオンでいたいと考えこの事実をひた隠しにする。

2週間後。再び店に現れた宮沢は何事もなかったように酒を飲んでいた。しかし紗也が差し出したグラスをつかみ損ねて落としてしまう。紗也は宮沢の目に何かが起こっているのではないかと感づく。
宮沢を送った直後、紗也を一人の男性が呼び止めた。宮沢のことを聞きたいという男性を店に招き、彼について話す紗也。生い立ちについての話を聞いた男性の表情を見て紗也はこの松嶋という男が宮沢の父親ではないかと考える。
帰り際、そのことを松嶋に問いただしてみたが彼は静かに首を横に振るだけだった。
松嶋が去った後、百合ママが「あの方は経団連副会長で亜細亜自動車社長の松嶋さんだ」と教えてくれる。

そして2ヶ月後、前チャンピオンとの防衛戦。宮沢は全くいいところ無く挑戦者のロドリゲスに負けてしまう。
網膜剥離のことも明らかになり、ボクサー生命は閉ざされてしまったかに思われた。
もはや宮沢にはなんの価値もないという美樹。しかし紗也はこんな時こそそばにいてあげるべきだと宮沢の病院に見舞いに行くことにする。
そこで紗也が見たのは目を包帯で覆われた宮沢の姿だった。

  • 2月
  • 14
  • 2007
21:40

第12話 栄光と挫折

ゴージャスの面々は両国国技館に来ていた。客である宮沢潤選手が世界タイトルに挑戦するためである。
翌々日、見事世界チャンピオンになった宮沢の祝賀会がゴージャスで開かれることになった。
美奈ママは美樹に、百合ママは紗也にそれぞれ宮沢をつかまえるようにハッパをかける。

最初に宮沢の席に着いたのは美樹だった。美樹は積極的にアプローチしてアフターの約束を取り付ける。後援会長も銀座の女ならと安心している。
席を離れた美樹に代わって百合ママが紗也を送り込んできた。百合ママのことが気に入らない美奈ママだが、すでに美樹がアフターの約束をしていることを知っているためあまり目くじらを立てないことにする。

紗也は宮沢になぜボクサーになったのかと聞くが逆になぜ銀座のホステスになったのかと聞き返される。
生みの母「薫子」を探して銀座に来たと答える紗也。そして宮沢も同じく顔も知らない両親に自分を知ってもらうためにボクサーになったと告白する。
話の途中で絆創膏を張り替えてくれた紗也に宮沢は好意を持つ。そのとき、宮沢の目がくらみ紗也の顔がふっとブレる。

店を出た宮沢は美樹とのアフターにつきあう。美樹はすでにホテルに部屋を取っていた。
世界チャンピオンになったとたん風景が変わった。俺は何も変わっちゃいないのに・・・
なんともいえない思いで服を脱ぐ美樹を見つめる。すると突然美樹の姿がブレて写った。
宮沢はそのまま頭を抱えて倒れんだ。

(ひとこと)乾杯シーンの下のコマ。紗也のお客さんがどう見ても「女優」の白石さんに見えます。
ほかのコマではそうでもないんですけどね。

  • 2月
  • 1
  • 2007
19:23

第11話 紗也・純平‥二人の銀座

銀座で再開した紗也と純平。純平はこれまでのいきさつを話し紗也が勤めている店を聞き出す。
そして紗也の母薫子について聞くが母はまだ見つかっていないと紗也は話す。

その日紗也は落ち着かない気持ちで一日を過ごした。事情を知っている倉本はそんな紗也を許してくれたが、百合ママや美樹は紗也に何が起こったのか気にしていた。

そのころ純平は仕事を終えて夏美と一緒に帰っていた。あの夜から一週間。純平は夏美の部屋に入り浸っていたのだ。
紗也のことを考え夏美とはこれで終わりにしようと考える純平だが夏美に激しく求められずるずると関係を続けてしまう。

そうとは知らない紗也は初めての男は純平になるのかと思いをめぐらせていた。

  • 1月
  • 20
  • 2007
19:20

第10話 純平の銀座

沙也を思い続ける男、純平が秋田から上京して来た。
夜の銀座に働いているというだけで沙也に関する手がかりがまったくない純平は、とりあえずキャバクラのボーイとして働くことにする。
早速キャッチの仕事をする純平だが、沙也を探したいために店から大きく離れたところまで言ってしまい同僚の黒服に殴られる。
そんな彼に夏美というホステスがハンカチを差し出し、寿司を食べに誘う。
夏美に自分のことを話す純平。酔った彼はそのまま夏美の部屋に連れて行かれ、関係を持ってしまう。

ある日キャッチをしていた純平は同伴客と歩く沙也と偶然出会ってしまう。

  • 12月
  • 28
  • 2006
20:08

第9話 美樹の変身

馬主関川を客にするため競馬場に来た美樹。
美奈ママは昔銀座の客だった関川をもう一度自分の下に置きたいと考えていた。
VIPルームで馬券に3千万つぎ込む関川。今日はすべての馬券が外れ、トランクが空になってしまった。
競馬場を出た美樹は関川が住むマンションに行きたいとせがむ。
見たことのない調度品。立派なワインセラー。宮殿のような住まいに驚き喜ぶ美樹。
しかし関川はそれがどうしたとさびしげな顔を見せる。今までほしいものはすべて手に入れた。夜の女もたくさん寄ってきた。
しかし彼女たちが求めていたのは自分ではなく自分の持つ金である。
そして美樹に好きな宝石を一つ持って帰るように言う。美奈ママの考えはわかっているが、もうそういうことに興味はないとさびしくつぶやく。

関川の寂しさを感じ取った美樹は宝石はいらない。一緒にお風呂に入ろうと関川を誘う。
彼を自分の祖父のように思った美樹は関川の考えを聞くことになる。
おろかな金持ちを演じ、競馬界の火を絶やさないようにしたい。この世界の活性化を目指したい。
美樹は関川のことを「カワイイ」と告げ、そのままマンションを出た。

翌日、関川と寝なかったことを美奈ママに告げた美樹。そこに関川がやってくる。金ではなく自分を見てくれた美樹をこれから指名すると言う。
彼が帰った後「どうせなら宝石をもらっておけばよかったのに」という美奈ママに美樹は「一個だけじゃ物足りない。私は宝石もマンションもほしい」と語る。
美樹の図太さに驚く美奈ママ。美樹はホステスとしての光を放ち始めていた。

(ひとこと)またもや「美樹」と「美奈」がごっちゃになっている。どうせならこんなややこしい名前つけなきゃいいのに~

  • 12月
  • 15
  • 2006
20:29

第8話 銀座のコンシェルジュ

ある日の夜、紗也は百合ママに自分の生い立ちを話していた。
母の名は薫子。秋田から銀座に出てきた母を捜すためにこの街に来たのだと。
しかし、銀座で本名や本当の素性を話さない女も多いと百合から聞き、母のことを知っている人が欲しいと強く思う。

次の日。美容室の店員に母のことを話す紗也。彼女は母のことを知らなかったが、その代わりに「銀座のコンシェルジュ」と呼ばれている内藤のことを教えてもらう。
彼は銀座のほとんどの女と常連客を記憶しているというのだ。

早速内藤に話しかけてみることにした紗也。しかし彼も薫子という女性のことは知らなかった。
内藤は生き別れた妹を捜すために銀座にやってきた。妹は見つからなかったが今でもきっとあえると思って生きている。

彼は紗也に一つのアドバイスを授ける。一度銀座に入った女は銀座以外の街に出ることはない。だから必ず銀座にいると。

最後に彼は自分のアルバムを見せてくれた。銀座をやめたホステスが幸せになった姿を送ってくれたものだ。
銀座の良さを再認識した紗也はこれからもこの街で生きていこうと誓う。

  • 12月
  • 1
  • 2006
08:13

第7話 それぞれの薫子

美咲と玲のトラブルをきっかけに店の中は対立ムードになっていた。
百合のアドバイスを受け、美咲が作家の倉本と同伴出勤してきた。美奈は倉本の席に玲を着かせ、奪われた客を取り返しに出る。
美咲がトイレから戻ってきても居座り続ける玲。彼の席は女同士の意地の張り合いの場になる。さらに追い打ちを掛けるように美奈が玲とアフターするように言う。

あまりの態度に倉本は激怒する。3人を追い返したあとやってきた百合は自分たちの非を認め素直に謝罪する。そして美樹と沙也を紹介する。
紗也は倉本の小説を読んだことがあった。銀座にはいるために倉本の描く夜の世界を参考に勉強していたのだ。
これに機嫌を良くした倉本。百合にとってはうれしい誤算だった。

閉店後のミーティング。ここで美樹と沙也がどちらのママに着くのかが決まる。
慣例として二人のママから発表されるのだが、美樹と沙也は自分で決めたいと申し出る。
大ママは二人の意思を尊重して自分で決めさせることにする。
美樹は美奈ママ、紗也は百合ママ。
こうして明日からはライバルとして闘うことになった。

(ひとこと)間違い発見!292ページの二人がママの名前を挙げるシーンで紗也が「美樹ママ」(ホントは美奈ママ)って言ってますね。

  • 11月
  • 15
  • 2006
20:55

第6話 内乱

代議士の藤村と鶴田は田代の席に着いた。田代は十数年前に自主倒産して世間を騒がせた日英証券の当時の社長だったのだ。
大きな事件の当事者がここに集まり、さらに良い関係を築いている。
紗也は銀座の魅力を再認識する。
しかし美樹は退屈なこの席より豪快にボトルを入れる美奈ママの席に着きたいと強く思う。

お客様との関係を大事にする百合ママの接客に惹かれる紗也だが美樹は百合ママのやり方はあわないと洗面所で語る。
初めて二人の心がすれ違った瞬間であった。

翌日のミーティングで二人のホステスが客を巡ってケンカを始める。
泥棒猫と罵り土下座までさせる凄まじい言い争いに紗也は女の園の現実を見る。

  • 11月
  • 1
  • 2006
21:00

第5話 百合VS美奈

百合は二人を築地の華道教室に連れて行った。
一流の客を接客するためには自分も一流にならなくてはならない。
そのためにお花やお茶などを学ぶことが大事なのだと。

紗也は百合の教えに感銘を受けるが、美樹はお稽古をしている時間があったら1人でも多くのお客さんとおつきあいをしたいと百合に語る。

そしてゴージャスへ。美奈ママの大胆な接客に圧倒される美樹。紗也も百合ママの「細く長く」のスタイルにあこがれる。
洗面所で紗也は美奈ママについて行くと美樹に語る。
一方美奈は大ママに客を取れなかったホステスはどちらもいらないと語る。
しかしその夜、鶴田と藤村が二人を指名してやってきた。
二人は百合ママの客である田代と同席することになり、美樹と沙也も百合ママの席に着く。

百合ママに客もヘルプも取られた形になった美奈ママはこのままではすませないと百合ママをにらみつける。

(ひとこと)百合ママは毎度おなじみベタな「よいホステス」なのか?それとも「嬢王」の真帆さんのように裏があるのか?気になります。

  • 10月
  • 18
  • 2006
00:08

第4話 東太后・百合

「西太后」と呼ばれるチーママ美奈に命令されて鶴田代議士の「夜の相手」をつとめることになった美樹だが鶴田は美樹を抱かずに家まで送る。
そのころ紗也も藤村代議士とホテルにいたが彼もまた「愛がない」と紗也を抱くことはなかった。

次の日、二人が客をつかめなかったことに激怒する美奈を咎めたのはもう一人のチイママ百合。
開店前に二人を連れ出し店を出る。

  • 10月
  • 18
  • 2006
00:06

「じょていかおるこ」ビジネスジャンプ連載
毎月1日、15日発売。

原作:倉科遼 作画:和気一作

「薫子」という名に思いを抱く二人のホステス、美樹と紗也の物語。