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倉科遼を読む- 連載 - 不倫白書2 】の記事
  • 3月
  • 22
  • 2007
14:15

第10話 別離(わかれ)

車にはねられた慎一。病院で幸子は自分を責めていた。
人の道を踏み外すようなことをしたから天罰が下ったのだと。
連絡を受けた夫が駆けつけたと同時に手術を終えた医師が出てきた。
慎一は奇跡的に助かり、右足の骨折だけですんだ。

自分を責める幸子に夫もこれまでのことを詫びる。
そしてこれを機にもう一度やり直したいと持ちかける。
幸子は家庭に戻ることを決意する。

一方守の妻を襲った白血病の危機。
治る可能性はある。しかし家族の支え無しでは病気と闘うことは出来ない。
こんな状態になった妻を捨てることは守るには出来なかった。
帰り道、妻が話しかける。自分は至らない妻だった。他の女の人に目が向いたのは当然だと守るに詫びる。。
しかし守は悪いのは自分だと今までのことを謝る。
気付くと幸子との待ち合わせの時間は過ぎていた。幸子からの連絡は入ってなかった。

家に帰った守は妻と娘と共に病気と闘おうと話す。そして自分の会社が倒産することを告げ、これも全てを出直す良い機会だと言う。
妻はそれならば実家の熊本に行こうと提案する。父の具合が悪く、家業の和菓子屋を継いでくれると全てが丸く収まる。
幸子と別れるには九州に行くしかない。守は妻の提案を受け入れることにする。

二日後、守の会社が倒産した。机の整理をしていたとき、幸子からメールが入る。
池袋の喫茶店で待ち合わせた二人。先に話を切り出したのは幸子だった。
「別れたいの。私たちの不倫、終わりにしたいの」
「実は・・・俺もだ」
二人はお互いに自分の事情を話した。そしてお互いにこれが一番良いと別れることを決めた。
半年間の不倫。お互いのことを忘れないと誓い合い出会ったときと同じように向かい合う駅のホームにたった。
電車に乗り込みドア際に立って互いを見つめ合う。そして、電車は動き出した。

守は幸子との別れの悲しさと共に重圧から解き離れた安堵感を感じていた。
友人の言葉が思い出される。「不倫とは老いていく前のもがき、あがきからくる一瞬の恋だ」

旅が間違いだとわかったときに人は乗換駅で別の列車に乗り換えることはできるのだろうか・・・

  • 3月
  • 17
  • 2007
19:52

第9話 決断

一緒になるためには駆け落ちしかない。覚悟を決めた幸子とは対照的に守は家族を捨てて家を出る決意が固まらずにいた。
思い悩む守に同僚が話しかけてきた。大口の取引先が不渡りを出して倒産したというのだ。
この会社も連鎖倒産は免れない。次々に襲い掛かる問題を抱えながら帰路につくことになる。

家に帰ってきたら妻が目眩がするといって寝ていた。明日一緒に病院に言ってほしいといわれ了承してしまう守。

幸子は進の寝顔を見ながら涙ぐむ。息子を捨てて逃げ出す自分。翌日、涙をこらえて進を送り出した幸子の耳にドンという音が聞こえてきた。
「男の子がダンプに撥ねられたぞっ!!」

その頃守は妻とともに医者の言葉を聞いていた。
「白血病です。」

次号、嵐の最終話!

  • 3月
  • 7
  • 2007
15:59

第8話 苦悩

不倫が発覚してから守の妻の態度が変わっていた。
帰宅時間が遅れても起きて待っている。コートのにおいを嗅いでチェックする妻にいい加減にしろと怒鳴りつける守。
俺をもっと大事にしろという守に妻は「すべてあなたがいいと言ったこと。」と反論する。そのとき娘が起きてきたためにケンカはそこで終わった。

幸子の夫も家を空けることが無くなっていた。幸子はまめに電話をかけ、時には会社に確認の電話を入れる夫に辟易していた。
ベッドの上でも積極的に求められる。長年交わってきた夫婦だ。心は拒んでいても肉体が反応している。

ある夜、守は友人の弁護士をバーに呼び出し、離婚について相談する。
友人はW不倫では慰謝料は最低二千万かかると答える。子供がいるならさらに養育費がかかるしやめておけと忠告する。

次の日、密会した守と幸子は離婚の慰謝料について話し合っていた。金銭的には無理な話だがそれでも一緒になるためには二人で駆け落ちするしかない。幸子の決意に守は思い悩む。

  • 3月
  • 2
  • 2007
02:37

第7話 発覚

日曜、祝日だけは家族サービスしておくべきだった。その最低限のルールを破ったとき、破綻は始まる。
今日の開催は府中ではなく中山だった。そのことを妻に指摘された守は思わず表情がこわばってしまう。
その夜、寝室で言い訳をする守。しかしあっさり嘘だと見破られてしまう。
「浮気ならいいが本気は許さない。美沙のためにも絶対離婚はしない。」
だったらオレをもっと大事にしろよ。そう思った守だが、今となってはそれが原因だとは思えなくなっていた。

幸子の夫も妻の浮気を感づいていた。寝室で激しく求められる幸子。守以外の男に触れられたくないという思いを抑え要求に応じる。

お互い不倫を気付かれたことを話し合う二人。今なら遊びですませられるがすでに二人は離れられなくなってしまった。

「互いに離婚して一緒になろう」二人は強く抱き合い約束する。

  • 2月
  • 22
  • 2007
00:09

第6話 疑念

不倫旅行から帰ってきた守と幸子は、その後も頻繁に会っていた。
一緒になりたい。しかし互いに結婚している。会話はいつもそこで止まっていた。

明日から三連休でお互い連絡が取れない。初日は普通に家庭で過ごしたが、二日目になるとすでに我慢できなくなっていた。
娘をスイミングスクールに送っていく守。娘の千尋に「最近クラスの子の家で離婚が多いんだ…ウチは大丈夫だよね?」と聞かれ辛い気持ちで河原に座り込む。
幸子の家では夫が競馬新聞を見て寝そべっていた。かかってきた電話に出る夫。しゃべり方から愛人からだと感づく。
しかし、いつもなら言い訳をして出ていくはずの夫が今日は誘いを断り息子とキャッチボールを始めた。

そこに守から電話が入る。夫の目を盗んで電話に出る幸子。どうしても会いたい。明日の日曜日に外に出られないかと言われ、幸子はお得意様の所に営業に行くとうそをつく。
いつもなら何も聞かずにOKする夫だが、今日は帰る時間を聞いたりと様子がおかしい。

守は妻に府中競馬場に行きたいと申し出て一日ぐらい趣味の競馬を楽しんでも良いとOKをもらう。
そして日曜日。お互いの家庭に嘘をついての逢い引き。

守の妻はテレビで競馬中継を見ておかしなことに気付く。
府中競馬場に行くと言っていたはずなのにテレビ中継は中山競馬場を移していた。
幸子の夫は息子と釣り堀で釣りをしながら最近の幸子の言動を振り返っていた。
男ができたかも知れない。

そしてほころびは拡がって行く…

  • 2月
  • 14
  • 2007
21:07

第5話 帰郷

幸子と不倫関係になった守は生活にハリも出て、仕事も順調になってきた。
一方幸子もこれまでセピア色だった風景が天然色に変わったことを実感していた。

ある日、ホテルで抱き合い別れがたい思いを持った守は旅行に行くことを提案する。
高校の同窓会ということで二人の故郷に帰ってみようかと幸子を誘う。

お互い何のトラブルもなく旅に出ることになった。子供のことを考えると少し胸が痛む二人だが、二日間だけの旅行を楽しむことにした。
同級生の噂話などをしながら母校にたどり着いた二人。幸子は転校する前に守に処女をあげていたら・・・とつぶやく。
もしそうだったら結婚していたという守に自分もそう思うと答える幸子。
その夜二人は何度も抱き合った。不倫関係はどんどん深みへと嵌っていった・・・

  • 2月
  • 7
  • 2007
15:39

第4話 成就

池袋で待ち合わせをした守と幸子。奮発してホテルのレストランに誘った守は学生時代にはデートすることができなかったことを話し、18年ぶりの初デートに乾杯する。

そのままバーに入った二人はお互いの夫婦生活の実態を告白する。幸子は「男性は夫しか知らない。あのまま転校しなかったら私の処女は守のものだったのにね」と微笑みながら語る。
こらえきれなくなった守は幸子を抱きたいと迫る。一度は笑ってはぐらかした幸子だが、帰り道に改めて迫られ体を許してしまう。
ホテルで抱き合った二人は体だけの「浮気」ではなく心も通い合う「不倫」の関係を続ることにする。

その後に待っている辛さを知らずに禁断の恋へと踏み出していった二人。

  • 2月
  • 1
  • 2007
18:44

第3話 募る思い

17年ぶりに幸子と再会した守は昨日のことを思い出していた。
もう一度会いたい。しかしお互い結婚していることを考え電話をかけることを躊躇していた。
一方幸子も守るの事を考えていたが、同じ理由で連絡を取ることはなかった。

二人とも夫婦生活はすれ違いが多く、夜の生活もなくなっていた。
このまま終わってしまうのかとさびしい気持ちで眠る二人。

守は幸子に会いたい気持ちを抑えられずに電話をかけてしまう。
池袋で再び会う約束をした二人はこれから何かが始まることを予感していた。

  • 1月
  • 26
  • 2007
14:24

第2話 恋の予感

渋谷駅で再会した守と幸子。
同級生の話などで盛り上がる二人は、いつしか「守」「幸子」と昔の呼び方で呼び合うようになる。
お互いの電話番号を交換して、二人は別れた。

守の妻は相変わらず夫に無関心だったが、今日は幸子と会った余韻が残りあまり不快な思いはしなかった。
幸子の家も、夫は帰宅しておらず子供を寝かしつけた後風呂の中で守のことを思い胸をときめかせていた。

(ひとこと)今のところ、ベタな展開で進んでおります~

  • 1月
  • 23
  • 2007
04:42

第1話 出会い

広告代理店に勤める佐藤守。同僚の女性と結婚し子供ももうけたが妻との生き方の違いがもとでギクシャクした関係になっていた。

埼玉県に住む小島幸子(旧姓松本)は、就職先の社長の息子と結婚したものの、会社は倒産。
そのころ抱えていた借金を返し終わったものの、夫は愛人を作り家に金を入れないようになっていた。

ある日佐藤は初恋の相手、松本幸子とキスをしている夢を見る。懐かしい思い出が頭をよぎる。
幸子も、佐藤守とのセックスを夢に見て、自分は欲求不満なのかと思う。

そして二人は、仕事先の渋谷の駅で向かいのホームに初恋の相手がいるのを発見する。

  • 1月
  • 23
  • 2007
04:36

週刊マンガサンデー連載中。
毎週火曜日発売。実業之日本社
原作:倉科遼 作画:東克美

すでに単行本として発売されている「不倫白書」の続編。
不倫をテーマにしたオムニバス形式の物語。