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  • 8月
  • 5
  • 2007
20:29

2007/8/14

カテゴリ :倉科遼を読む- 連載 - 艶恋師

其の44 琴乃と琴葉

初めてのお座敷に琴乃を指名した菊之介。琴乃のおぼこを直してくれた礼を言う琴葉の美しさに菊乃介は興味を覚える。
神楽坂で生まれたという菊之介の話が盛り上がったところで二人は地方のおねえさんを呼んで舞を舞う。久々に三味線の音を聞いた菊之介は三味線を借りて都々逸を疲労する。
地方のお姉さんもおどろくその腕前。菊之介は自分が三味線と都々逸の教室を「昼の生業」としていることを話す。

そして、もうひとつの生業について語ろうとしたとき、菊之介はあることに思い当たる。
琴乃に年を聞く菊之介。十八歳未満は抱かないことにしている菊之介は舞妓は十五歳から二十歳ぐらいの娘が務めるということを思い出したのだ。
はたして琴乃は十七歳だった。菊之介はその席で「夜の生業」について話すのをやめてしまった。
しかし、琴葉には菊之介のもうひとつの生業について予想がついていた。

帰り際、御所の近くのホテルにいるという菊之介を送ると申し出る琴葉。
琴葉は琴乃を屋形に帰して菊之介とともに車に乗り込んだ。一抹の不安を感じる琴乃。
車の中で琴乃は菊之介の夜の生業についてたずねる。
「あなたのもうひとつの仕事というのは・・・”竿師”!」
ホテルではなく自分の部屋へ着てほしいと誘う琴葉の手を握り菊之介は琴葉の部屋へ向かった。

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