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  • 8月
  • 5
  • 2007
16:13

第22話 配役決定

長い会議を終えて事務所から出てきた講師陣たち。すでに朝日が昇りかけていた。
ようやく決まった「ロミオとジュリエット」の配役。このミュージカルが愛人形’sの少女たちの命運を握っているのだ。

そして、ミュージカルのキャスティング発表会がマスコミを読んで行われた。
下馬評では人気投票1位の三田村順子はジュリエット役で決まりだと言われていた。
ロミオ役と予想される柚木エリも話題になっていた。
彼らの前に幹本が現れた。キャスティングの発表にマスコミも少女たちも静まりかえる。
まずは主役の二人以外のキャスティングが発表されていった。そして残ったのは、
人気投票一位の三田村順子、二位の櫻井悠里、四位の柏木エリ、そして八位の愛梨だった。

ここまで来たらジュリエット役をやりたい。神に祈る気持ちで配役の発表を待つ愛梨。
そして幹本の口から配役が発表された。
「ロミオ役は柚木エリと三田村順子!」
驚くマスコミの面々。順子もまたこの配役に驚いていた。
ジュリエット役は櫻井悠里と愛梨。幹本はこれが現時点での講師陣の評価であり、不満を持つ者は今回の演技で我々が間違っていたと思わせるくらいの演技をして欲しいと締めくくった。
報道陣に囲まれる愛梨を見つめて嫉妬の炎を燃え上がらせる順子。
彼女は愛梨のマネージャーである影山が幹本に横やりを入れて愛梨をジュリエット役にさせたのだと考える。
「私はトップにいなきゃ私じゃない!愛梨を降板させるんだ。どんな手を使ってでも・・・!」

帰り際、エリに声をかけられた愛梨は一緒にお茶を飲むことになった。
二人とも順子の表情には気がついていた。ひとしきり話し込んだ後にエリは自分たちが組んで演じあうだろうと言い、ロミオらしい表情で「よろしく、僕のジュリエット!」と握手をする。
同じ頃、順子はもう一人のジュリエット、櫻井悠里と話していた。
おそらく自分と順子が組むだろうと予想している悠里は順子と仲良くしておきたいと近づいていたのだ。
しかし順子は「アタシと同格にでもなったつもり!?」とつかみかかり、悠里に対しても高圧的な態度を取る。

なおも「やる以上は柚木・愛梨組には負けたくない」と言う悠里を仲間にすることにした順子は愛梨とエリを潰すのを手伝うように持ちかける。

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