- 7月
- 31
- 2007
第41話 仲間(とも)よ
「ナイト東京」で少しずつ指名客を掴んでいった武。
新しい話題を常に仕入れ、客の好みやその時の姿なども逐一メモしていきダンスも上達していった。
しかし、まだまだ関根などの上位のホストには追いついていない。
行き詰まりを感じる武の元に「ナイト宮益」の譲二たちが訪ねてきた。
酒とつまみを持参して部屋で酒を飲むことになった武たち。
譲二は武の部屋に積み重ねられた新聞やノートを見てその大変さを感じ取る。
他のホストに近況を聞かれた武は正直に今の状況を話す。
大きな派閥があるのかと聞かれて小さなグループがいくつもあるだけだと応えた武。
それに反応した譲二は「ひとりでやってるなら上位に食い込めなくて当たり前なんじゃねえのか?」と意見を述べる。
確かに関根も「グループスタイルに慣れろ」と言っていた。関根たちに追いつこうとして周りが見えなくなっていた自分に気づいた武は、これからどうすればよいのかがわかったようだ。
それから武は他のホストを観察して共に戦う仲間を探し始めた。
ふと目に付いた席では浩二というホストが客を笑わせて楽しませていた。
武は考える「自分にないウリを持っている人を集めれば良いんだ!」
その日の営業終了後、早速武は浩二に声をかけた。自分より売り上げがあるホストから頭を下げられた浩二は彼と一緒にやっていくことを決めた。
それからも武は自分とは違う個性の仲間を集めた。
筋骨隆々な肉体がウリの堅作、
物知りなインテリ系の明、
気配りが得意な真一。
皆、売り上げランクは最低だったが一芸だけは持っていた。
この五人で武は最大の賭に出る。
