- 7月
- 19
- 2007
第71話 変身
Q-1決勝戦「オウガ・バトル」の初日がやってきた。
亜莉沙率いるレジェンドには4台のリムジンが到着していた。
メジャーリーガーの鈴木ジロー、ヒルズ族の宇田川、外務官僚の矢部、トップアーティストのTOSHIKI。
今まで店に現れたことのない4人を従えて亜莉沙のバトルが始まった。
この四人は主に海外で活動していて最近帰国したばかりの隠し玉。これまでの客たちは持ち金が限界に来ていると呼んだ亜莉沙の切り札だった。
ショーありのクラブを率いる静香。
ピアニッシモの幕開けはやはりショーだった。
オープニングで静香はターニャが決勝のために練習してきた曲を使った。
さらにコーラスラインのダンスをアレンジしたものを披露してショー好きの客の心をつかんだ。
ピアニッシモでは彩と長谷川がほかのキャストに回転の挨拶をしていた。
50名という大人数を率いて勝利をつかむために長谷川は100%ボトルを入れさせることを全員に課す。
厳しい状況とノルマだが、キャストたちは長谷川と彩に絶対の信頼を寄せていた。
回転したピアニッシモはほかの二店を抑えて大勢の客を呼んでいた。
その中には、大神社長、デザイナーの三輪、彩の元カレ直樹、そして伊東の姿もあった。
売り上げは順調に上がっていっていた。そんな中、長谷川の胸にある思いがわいていた。
「彩さんを嬢王に、そしていずれは独立して・・・彩さんを、俺の・・・・・」
各店舗の状況をチェックしていた西崎。
亜莉沙は4人の鬼に守られて客もキャストも隷属させる。
静香は自らを変え始めた。
彩はいつもどおりに振る舞い、周囲を変えていく。
そして長谷川や亜莉沙の四天王の考えも予測していた。
生き残るのは誰だ?嬢王決定まであと24日。
