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  • 7月
  • 12
  • 2007
21:47

第38話 転機

独立したい思いをミノルに見抜かれた武。ミノルは独立を強く進めた。
しかしそれは、今すぐという意味ではなく今は独立を念頭に何事も考えていけというアドバイスだった。
独立はしたいが具体的なことは何も考えていなかった武に道が見えたようだ。

それから武は自分の店のイメージをふくらませていった。
最初は小箱から初めて徐々に大きくしていくのがいい。
バンドを入れるのは場所も経費もかかるからナシにしよう。
しかしそれではダンスができなくなってしまう。それなら食事がメインのサパークラブにするのはどうか。

武の結論は「小さな店舗にホスト数名を雇い、サパークラブをオープンさせる」ことだった。
早速朱美にそのことを相談する武。しかし、武の話をじっと聞いていた朱美は静かに口を開いた。
「今できるものを、できる範囲でまとめた・・・そんな感じがするの。」
本当はどんな店が作りたいか、どんな店が勝ち抜いていけるのか。そういう大切な部分が抜けているように見える。
そんな朱美の意見は武にショックを与えた。目先のことにとらわれて大事な志が抜けていたことを反省したのだ。

さらに朱美は独立の前にホストクラブの最高峰「ナイト東京」に行ってみてはどうかとすすめる。
どんなものでも良いと言われるものには良いと言われるだけの理由がある。そしてその理由こそが精巧につながっている。

朱美は朱美なりに武の夢について自分で考えて勉強していたのだ。
武は朱美のアドバイスに礼を言い、さっそくナイト東京への移籍を決意する。

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