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  • 7月
  • 4
  • 2007
20:16

第70話 OGRE BATTLE

北欧の伝承の鬼・オウガの名をつけられたQ-1決勝戦。
その内容は驚くべきものであった。

西崎のグループであるレジェンド、ピアニッシモ、それに真沙奈グループのクラブプレシャス。
この三件に三人が分かれて勝負する。レジェンドはダイヤ・フロアとUVRのみ使用。
勝負は売り上げではなくて純利益で争われる。

三件とも集客力も立地も何もかもが違っている。
レジェンドは光熱費、テナント料が高くいが、収益は大きくなる。
プレシャスはショークラブスタイルなのでタレントの手配などが加わり、興行色が強くなる。
ピアニッシモは店の規模が小さくてローコストだが収益性は最低。

一位の二階堂亜莉沙は大型店レジェンドを選択。元ピアニッシモ店長の尾花が店長につく。
二位の藤崎彩は自分の原点であるピアニッシモを選択。長谷川が店長につく。
三位の荒川静香は客を持つタレント系キャストを生かせるプレシャスを選択。真沙奈グループの前園が店長についた。

そして現レジェンドのキャストは好きな店を選ぶことができ、期間中の移動も可能だ。
給与体系は現時点に準ずるが、ボーナスなどは三人の裁量に任せられる。

こうしてQ-1最終戦「OGRE BATTLE」がスタートした。

翌日。レジェンドにきた亜莉沙は初日に呼ぶ客の人数を考えていた。
おそらく100人から150人。キャストは最低60人は必要だ。
しかし、キャストは25人しか集まらなかった。それは亜莉沙の人望だと厳しい言葉を投げる尾花。
さすがの亜莉沙もおとなしく尾花に頭を下げる。

プレシャスはショーフロアの改装を済ませていた。この店は真沙奈の自社ビルなのでテナント料は格安ですむ。
さらに、ショーがあるのはこの店なので、タレント志望のキャスト25人を集めることができた。
静香は言う。「私のお客さんだけじゃ勝てない。力を借りたい。」
タレント志望で自分たちも注目を浴びたい彼女たち。人気も上位の彼女たちの力を借りることにした静香は計算どおりに進んでいたことを喜ぶ。

初めて夜の世界に入った店、ピアニッシモに戻ってきた彩。長い付き合いになった長谷川が彼女を迎えてくれた。
彼女が頼りにできるキャストはすべて店を去った。親友の静香もすでにライバルとなり、他の店で戦っている。
しかし、店に入った彩が見たのは彼女を慕ってきた50人のキャストだった。
彩の仕事振りにほれ込んだ者。メールで頼まれたメグ派。十分な教育を受けた真帆派。
大勢のキャストに慕われた彩だが、経営面では難局に立たされる。人件費が一番高くなったピアニッシモは売り上げを上げなくては大赤字になってしまう。

それぞれの思惑を抱えた三人の経営勝負。負けるわけにはいかない!

(ひとこと)長谷川平蔵。良い名前ですよv

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