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  • 6月
  • 24
  • 2007
04:34

第36話 告白

朱美と出会って三ヶ月が過ぎた。朱美は月二回のペースで武に会いに来ていた。
ある日武は朱美を食事に誘った。家庭がある朱美を誘うのは気が引けたがもっと朱美に会いたいという思いが強かったのだ。
楽しそうに話す二人を厳しい目で見つめている女性。朱美は彼女に見覚えがあったが思い出せないでいた。

約束の日。武はセンスの良いレストランに朱美を招待した。
飲み物のメニューをもらった武はメニューに書いていることが理解できずに「頼んであるコース料理に合わせてくれ」と言ってごまかす。
しかし朱美には武が無理をしていることがばれていた。朱美はそんな武をかわいいと思っていた。
食事をしながら武は自分の昔の話などをして朱美を楽しませた。朱美は夫にも見せたことのない笑顔を見せていることに気づいていた。

それから三ヶ月後。朱美の家に帰ってきた娘のマリがクラスの鈴木君に「マリちゃんのお母さんは夜遊びしているから遊んじゃだめ」と言われたと泣きだした。
店でこちらを見ていた女性は鈴木の母だった。
自分のわがままのせいで娘まで辛い思いをさせてしまった。自分を誤魔化しきれなくなった朱美は夫に全てを話した。
ホストクラブに通い出したのはあなたが家庭を顧みないからだと言われた夫は逆上して黙って俺の言うことを聞いていればいいと朱美を怒鳴りつける。
出世するためには離婚はできない。お前も支店長の妻という立場を考えろと言われた朱美。
こんな時でも出世のことしか話さない夫に失望した朱美は泣きながら外に飛び出してしまう。

夜の明治通りを歩く朱美を見つけたのは武だった。一部始終を聞いた武は自分のせいだと朱美に謝る。
これ以上夫とはやっていけないと悲しむ朱美の顔を見た武は思わず「俺の恋人になってくれ」と告白してしまう。
朱美も武に惹かれていた。しかし、娘たちにこれ以上辛い思いをさせるわけにはいかない。

武は自分が好きな人が自分を好きでいてくれただけで十分だと言い、
「10年でも20年でも待つ、その間の朱美さんの辛さは俺も背負うよ」と朱美を抱きしめた。

コメント

破天荒は廉価版のみローソン,ファミリーマートなどで出ています。たぶんなかなか見つからないですね
僕でさえ見つからない。
ほんと刷ってるのかよって感じです

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