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  • 6月
  • 23
  • 2007
21:01

第27話 再会

火事から2週間後、「ジュエル」はキャバクラ専門の店として再開した。
今までの常連客で店は満席になった。三千万の借金のことを考えるとつらいが、むしろ借金完済という目標ができてやりがいが出てきたと前向きに考える翔。

しかし「ジュエル」にはもうひとつ問題が残っていた。例のヤクザの件である。
心配する小川に翔はそれでも”みかじめ”は払わないと言い切る。
その日はヤクザは来なかった。しかし、黒服になった達也たちはきっと何かたくらんでいると不安を隠せなかった。

翌日。街を歩いていた翔は例のヤクザを見つけた。彼の行く手をさえぎる翔。
店を再会したのに来なかったという翔にヤクザはもうてめぇの店には行かないという。
実はあの火事の後、みかじめに関するトラブルが警察に知られてしまい、放火の疑いがあると見て調べが入ったのだ。
結局、火事は従業員の不始末が原因で彼らの疑いも晴れたが、みかじめの件できつく釘を指されてしまった。
たかがキャバクラ一軒のみかじめのために組全体の存亡にかかわるようなことになってはいけない。
「二度とその面見せんな」と捨て台詞を残してヤクザは去っていった。

意外な形ではあったが、ヤクザを締め出すことに成功した翔。
後年「夜の世界の仕事をしながら、その筋との付き合いが一切無い会社」という評価を得る翔のやり方はここから始まったのである。

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