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  • 5月
  • 30
  • 2007
18:26

夜王 2007/6/7

カテゴリ :倉科遼を読む- 連載 - 夜王

第207話 降り注ぐ雨

遼介と愛夢を引き止め、お婆ちゃんの元に走る翼。
二人の誕生日勝負は遼介の勝利に終わっていた。遼介もまた、愛夢と共に病院に向かっていた。
病院に着いた翼は受付に「あの人は僕の婆ちゃんだ」といって病室に飛び込んでいった。
意識を取り戻したお婆ちゃんの目に翼の姿が映る。
「僕だよ、耕三だよ婆ちゃん。」涙を流すお婆ちゃん。幸い軽症ですんだために一週間ぐらいで退院できるらしい。

祖母のことをよろしくと医師に頭を下げ、病院を出た翼。外は雨が降っていた。
この勝負のために犠牲にしてきたものの事を考えて涙を流す翼。
そこに傘を差した愛夢が現れる。すべてを思い出した愛夢は今までのことを翼にわびる。
翼は愛夢を愛したことで一生懸命生きることの喜びを知ることができたといい、最後に「ありがとう」といって愛夢に背を向ける。

そんな翼に後ろから抱きつく愛夢。
「あなただけにカッコつけられっぱなし、というわけにはいかないわ・・・」

ホテルの一室。シャワーの音。夜の街に降り注ぐ雨を見つめながら翼は何かを考えていた。

(ひとこと)いやっ、これはヤっちゃっていいとおもうぞ、翼!!

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