- 5月
- 14
- 2007
第6話 同期の仲間
八坂女紅場学園でお師匠さんに叱られていた少女。彼女は他の流派の舞を習っていたから癖が抜けずに井上流の踊りができないのだ。
お師匠さんは乙葉という生徒を呼び、舞の模範演技を見せる。
それは以前玉の屋で出会った祇園育ちのサラブレッドだという少女だった。
稽古が終わったお師匠さんに琴の家のおかあさんが声をかける。今叱られていた優子は琴の家の仕込らしい。迷惑をかけたことを詫びるおかあさん。そして琴美のことをよろしくとお願いした。
今日もお師匠さんに叱られたという優子に練習するしかないと厳しく言うおかあさん。落ち込む優子に琴美はがんばろうと声をかけるが優子はそっけない返事をしたっきりだ。
芦屋育ちだという優子と話す琴美。そこに他の仕込が声をかける。
「去年の暮れに玉乃屋に押しかけて門前された娘や。うまく琴の家にもぐり込んだんどすねぇ」
そして琴の家のおかあさんは物好きだから他の屋形が預からんような娘を預かる。
その優子って娘を見ればわかる。毎日叱られているのはその子だけだ。そんな愚図な娘を預かるのは物好き以外の何者でもない。
それを聞いた琴美は「あんた達なんかすぐ追い抜いてみせるんだから!」と豪語する。
すると、無関心そうに横で聞いていた乙葉がやってきて、
「面白いわ!その言葉よう憶えておきます」と言い残して去っていった。
屋形に帰ってきた二人から事情を聞いた恵は「よりによってえらいのにケンカ売ってもうて・・・」と面白げに笑う。
さらに、元ガングロギャルの自分。芦屋のお嬢様の優子。サッカーバカの琴美。こんな娘ばかりを預かるなんておかあさんはやっぱり物好きじゃないのかと冷やかす。
おトキさんという人がご飯を作ってくれた。食事を取りながらおかあさんは琴美にまずは言葉から勉強しなくてはならないという。地方から来た娘は京言葉が一番難儀するから皆で注意しあって早く話せるようにとアドバイスする。
先輩の恵に続いてお風呂に入ろうとする琴美は優子を誘って一緒にお風呂に入ることにする。
大きなお風呂にはしゃぐ琴美だが、優子は今日も学園で叱られたことを気にしていた。
琴美はそんな優子をうらやましいと言う。
「怒られるってことはそもそも期待されている証拠だし、それに知らなかった自分に会えるんだよ!」
そして自分がサッカーの監督にしごかれた経験を話し、シュートが決まった瞬間の喜びとみんなの笑顔をみて監督が自分をしごいたことの理由を知ったと語る。
勇気付けられた優子の顔に笑顔が戻った。こうして琴美の祇園初日は終わった。
(ひとこと)琴美のお風呂シーン。まったくもって色っぽくありませんなー
