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  • 3月
  • 7
  • 2007
15:59

第8話 苦悩

不倫が発覚してから守の妻の態度が変わっていた。
帰宅時間が遅れても起きて待っている。コートのにおいを嗅いでチェックする妻にいい加減にしろと怒鳴りつける守。
俺をもっと大事にしろという守に妻は「すべてあなたがいいと言ったこと。」と反論する。そのとき娘が起きてきたためにケンカはそこで終わった。

幸子の夫も家を空けることが無くなっていた。幸子はまめに電話をかけ、時には会社に確認の電話を入れる夫に辟易していた。
ベッドの上でも積極的に求められる。長年交わってきた夫婦だ。心は拒んでいても肉体が反応している。

ある夜、守は友人の弁護士をバーに呼び出し、離婚について相談する。
友人はW不倫では慰謝料は最低二千万かかると答える。子供がいるならさらに養育費がかかるしやめておけと忠告する。

次の日、密会した守と幸子は離婚の慰謝料について話し合っていた。金銭的には無理な話だがそれでも一緒になるためには二人で駆け落ちするしかない。幸子の決意に守は思い悩む。

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