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  • 3月
  • 1
  • 2007
23:06

第62話 ”女衒”の男

彩と西崎は同じ夢を見ていた。二人で抱き合う夢からいつしかそれぞれの親と布団の中で話している風景に。

そのころ、銀座ではレジェンドに対抗すべくニュークラブ「ZERO」の開店準備が進められていた。
真帆の情夫、竹山は現在ここを統括する州英会が警察に圧力をかけているため営業許可が下りていないが、その州英会の組長が死去。若頭を取り込み、銀座を手中に収めようとする。

レジェンドで着替え中の彩は「恋人、できたのかしら…ヒゲの人?」と真帆に聞かれ、激しく動揺する。
周りのキャストは「彩と社長が?」と疑惑を抱く。全ては真帆の思惑通りだ。
彩は西崎への想いを隠しきれないでいた。客に「好きな人いる?」と聞かれグラスを持つ手が震える。
見かねた静香は彩に嘘の一つぐらいペロッとつきなさいと忠告するが、嘘はつけないと拒否される。

「この仕事…辛くなるよ」

州英会の会長、太田の葬儀に出席した西崎は真帆と同席することになる。手を組まないかと誘う真帆をあっさりと拒絶する西崎。
真帆は葬儀の帰り、ある男に彩を潰すように頼んでいた。
男は早速無精ヒゲを剃り、髪を整え、スーツ姿でレジェンドにやってきた。
彼の名は葛城郁(かおる)。24時間で「水」の女を「風」の女に沈める男であった。

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