- 2月
- 22
- 2007
00:22
第20話 夢走曲
女性専用のダンスホールが形を変えホストクラブ化していった1960年代。
武がホストクラブの門を叩いたのはそんな時代だった。
歌舞伎町のホストクラブ「ロイヤル」の扉を開けた武は貴族の社交場のようにきらびやかなフロアに驚く。
そこにボーイ長の永井という男がやってきて何か用かと武に話しかける。
ホストになりたいという武にダンスは踊れるのかと聞く永井。
ホストクラブはダンスホールから生まれた場所。ダンスが踊れるのは最低条件だと武を門前払いしようとする。
話を聞いた武は「踊れるようになってからもう一度来ます」と宣言して店を出た。
たいていの男は条件を提示すると消極的になり去っていく。しかし武はむしろ積極的な態度を示した。永井は武が再びこの店に現れることを確信した。
ダンスレッスンを開始した武は毎日朝の9時から夜の10時まで練習をして2ヶ月でレッスンを修了した。
「約束通り踊れるようになったんで来ました!」
永井は店長に話を通し、みんなが見る前でお客様とダンスを踊らされることになった。
相手の女性を見つめ、ワルツを希望していると見抜いた武は見事な踊りで周りの人を驚かせる。
相手の女性ももう一曲踊りたいと店長に申し出る。
こうして「ロイヤル」に採用が決まった武。「ホスト王」の第一歩である。
