- 2月
- 22
- 2007
00:09
第6話 疑念
不倫旅行から帰ってきた守と幸子は、その後も頻繁に会っていた。
一緒になりたい。しかし互いに結婚している。会話はいつもそこで止まっていた。
明日から三連休でお互い連絡が取れない。初日は普通に家庭で過ごしたが、二日目になるとすでに我慢できなくなっていた。
娘をスイミングスクールに送っていく守。娘の千尋に「最近クラスの子の家で離婚が多いんだ…ウチは大丈夫だよね?」と聞かれ辛い気持ちで河原に座り込む。
幸子の家では夫が競馬新聞を見て寝そべっていた。かかってきた電話に出る夫。しゃべり方から愛人からだと感づく。
しかし、いつもなら言い訳をして出ていくはずの夫が今日は誘いを断り息子とキャッチボールを始めた。
そこに守から電話が入る。夫の目を盗んで電話に出る幸子。どうしても会いたい。明日の日曜日に外に出られないかと言われ、幸子はお得意様の所に営業に行くとうそをつく。
いつもなら何も聞かずにOKする夫だが、今日は帰る時間を聞いたりと様子がおかしい。
守は妻に府中競馬場に行きたいと申し出て一日ぐらい趣味の競馬を楽しんでも良いとOKをもらう。
そして日曜日。お互いの家庭に嘘をついての逢い引き。
守の妻はテレビで競馬中継を見ておかしなことに気付く。
府中競馬場に行くと言っていたはずなのにテレビ中継は中山競馬場を移していた。
幸子の夫は息子と釣り堀で釣りをしながら最近の幸子の言動を振り返っていた。
男ができたかも知れない。
そしてほころびは拡がって行く…
