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  • 2月
  • 21
  • 2007
23:42

第12話 雌雄

300万の差がついたまま蓮との勝負は最終日を迎えていた。
500万の自腹を切ることにしている翔だが、蓮の客がどれだけ使うかわからない状況だ。

口開けから入ってきたのは恵、茜、奈緒の三人だった。
それから次々に二人の客が入り、店はあっという間に満席になった。
夜12時を回ったが今日の売り上げは五分。300万の差は埋まらないままだった。
翔は自分の500万を使い茜たちの席にドンペリピンク3本を入れさせる。

身銭を切った翔。もう手だては残されていない。一方蓮には枕で抱いたゆかり、朝美、美穂という三人の客がまだ来ておらず、この三人の売り上げで決着がつくものと確信していた。

そして閉店30分前。ようやくゆかりが店に現れた。
ゆかりの指名は…翔だった。
「私はね、アンタのやり方に我慢ができなかったんだよ。私が翔を勝たせる。それがアンタが私にしてきたことへの答えだよ!」
その後ろから現れた朝美も美穂も蓮の接客態度に愛想が尽きたと次々に翔を指名した。
翔は一気に800万を売り上げた。

焦る蓮は他の客にボトルを入れるように強要するが、三人の啖呵を聞いた客達は
「自分たちも同じ考えだ。アンタはあまりにも女を舐めすぎたよ」
と蓮の元を離れていった。

こうして600万の差を付けて翔の勝ちが決まった。
自分が出した500万を差し引いても売り上げが上回っている。完勝だった。

そして蓮と蓮派のホスト4人は「ブルーナイト」を去っていった。この一件で翔はナンバーワンホストの座を手に入れたのである。

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