- 1月
- 27
- 2007
05:51
BJ魂(こん)33号に掲載。
バレンタインを前にした彩の初恋物語。
10年前、小学生のときだった。ピアノの発表会で失敗した彩を慰めてくれた音無先生。
先生は「辛いことは球根と一緒に土に埋めよう。」「花は愛でる心と育てる心で花を咲かせる。」などといろいろなことを教えてくれた。
そんな先生が結婚してしまい。彩の初恋は終わった。そしてまもなく、先生の奥さんは病気で亡くなってしまった。
悲しそうに笑う先生を見て彩は守りたいと思った。そしてバレンタイン。音無先生にチョコレートを渡した。
卒業式の日、彩は先生への思いを手紙にしたためビンの中に入れ花壇にそっと埋めた。
そして現在…
先生は再婚相手の女性と奥さんのお墓参りに来ていた。
毎年お参りに来ていた男性にお礼を言う先生。そして二人で結婚することを報告する。
彩が果断に埋めたビンをとりだし、僕の生徒も君の生徒も立派になったと告げる。
先生は毎年お参りに来ている奥さんの教え子の名前を知らない。
生前、母親が自殺した子で奥さんに懐いていると聞かされただけだ。
ツーショットの写真付きハガキで先生の再婚と手紙が見つけられていたことを知る彩。
真っ赤になりながら、お客さんのために100個のチョコレート作りに励むのだった。
