- 1月
- 16
- 2007
02:09
第21話 泣く者笑う者
ニシザワ紡績の株は兜町の話題になっていた。
伝説の相場師大内義剛が絡んでいるという噂は町中を駆け回り、さらに提灯がついて値が跳ね上がった。
噂を流したのは仕手本尊の桜子本人だった。
大内とこの仕手戦の最終目標について話し合うが、元々の目標額をさらに上回る50億まで行けるという大内に対して、桜子は本来の目標額である20億で手じまいすると宣言する。
今回の仕手戦はあくまで東山代議士の選挙資金作り。欲を掻かず、目標を達成したら手じまいするのが鉄則だと桜子は考えていた。
バブル期に欲を掻きすぎた大内は同じ失敗を繰り返そうとした自分を恥じ、己をコントロールできる桜子の才能を改めて評価する。
ニシザワ紡績を買っていた理沙はこれで桜子に勝てると有頂天になっていたが、突然の株価の下落の知らせを受ける。
桜子への意地もあり、田中教授のアドバイスを拒否した理沙だが、株価はさらに下落を続け、大損をしてしまう。
理沙に見切りを付けた田中の最後の情報は「この仕手戦の本尊は大内ではなく大町桜子」だった。
強烈な敗北感に襲われる理沙。
一方、一輝に情報を教えてもらった星野奈帆というソープ嬢は借金が減ったと感謝のメールを一輝に送ってきた。
同じ風俗で働く人間として、少しでも力になれたことを喜ぶ桜子。
早々と手じまいしたため、桜子の手元に大きな金は残らなかったが「信頼」という大きな財産を手に入れることができた。
(ひとこと)えーと、予告に「迫る最終決戦」って書いてあるんですけど^^
この物語自体も早めに手じまいされちゃうのかな??
