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  • 1月
  • 11
  • 2007
20:47

其の16 スケコマ師の過去

4階で待っている菊之介の前に現れたのは石田であった。
早速直接対決に臨もうとする菊之介に対して石田は明日改めて仕切りなおしにしようと持ちかける。
連戦で体力を消耗している菊之介に勝っても自分のプライドが満たされないためである。

それを承知した菊之介は店を出て、たまりきった精を放出するために夜の街に消えて言った。
そして数時間後。とあるバーに石田が現れた。
バーのマスター吟さんと語らう石田。彼はこの世界に飛び込んできたきっかけとなる出来事を思い出していた。

故郷の北海道で知り合ったスナックの女にだまされて、彼女に付きまとう男を襲った石田。
傷害で逮捕され留置所で聞かされた真実に彼は驚く。
その女には本命の男がいた。その男と一緒になりたいため彼を利用したのだった。
ここを出たら今度は俺が女を利用する側の男になろう。
以来二十年、スケコマ師として生きてきてススキノの皇帝と呼ばれるようになった石田であった。

明日、スケコマ師としての人生をかけて石田は菊之介に挑む。

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