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  • 10月
  • 30
  • 2006
16:47

【女帝花舞】第3巻

カテゴリ :倉科遼を読む- 単行本あらすじ - 女帝花舞

2002/10/19発売。日本文芸社

本城武士、杉野謙司、吾妻征四郎と明日香を取り巻く男性が次々に登場。
そして祗園では五条烏丸会の内部抗争が勃発する。

途中からヤクザ漫画になっているような気がしますが、そんなことはありません。たぶん。

第19話 邂逅
ある雨の日、女紅場学園の帰りに明日香は若い男性と出会う。
草履の鼻緒が切れたところを助けてくれたのである。
来年京大受験だというその青年は下見に来たついでに祗園の街を歩いていたという。

おかあさんや房子に厳しく止められているにもかかわらず明日の昼に京都の案内をするために二人で会う約束をしてしまう明日香。

その青年が母の友人、杉野謙一の息子謙司であることも知らずに。

その夜明日香は、房子と雅子が雪乃について語るのを聞いてしまう。
雪乃は過去に道ならぬ恋に傷つき自殺未遂を起こしていたのだった。

(みどころ)鼻緒が切れる。ハンカチを破いて直す。それが二人の出会い。んまーなんてベタなんでしょう。

第20話 思惑
約束通り杉野謙司と京都を巡る明日香。
二人の前に現れたのは先日その様子をうかがっていた美佳であった。
美佳は強引に二人の間に割って入り、京都観光に同行しようとする。

美佳の質問を受けて謙司は父親が杉野外務大臣であることを話す。
驚く美佳。この上客を自分のものにするべく猛アタックを開始する。

そんな二人について行った明日香は偶然雪乃を目撃する。
思い詰めた表情の雪乃を見た明日香は「よし乃」での会話を思い出す。
雪乃さんねえさんは一度別れた男と会うのだと直感した明日香は美佳と謙司を置いて雪乃を追う。

(みどころ)京都の観光名所がたっぷり描かれています。

第21話 動揺
車に乗り込もうとした雪乃は自分を追ってきた明日香と目が合ってしまう。
あわてるように去る雪乃。明日香は彼女の表情に不安を覚える。

そのころ二人きりになった美佳と謙司は金閣寺にいた。積極的に話しかける美佳に対して謙司は明日香のことを思っていた。

帰宅後明日香は雪乃のことを誰にも話さなかった。夜になっても寝付けない明日香は真実を確かめるために雪乃のマンションを訪ねる。

(みどころ)「芸舞妓は京都の文化大使。京都の町を勉強するのは良い心がけだ」房子さんの言葉、いいですね。

第22話 告白
雪乃に連れられてマンションにやってきたのは歌舞伎俳優吾妻征四郎だった。
彼が雪乃の不倫相手なのだ。

吾妻を帰し明日香を部屋にあげた雪乃は自分と吾妻のことを語り出す。
舞妓の頃から自分をひいきしてくれた吾妻に雪乃は少しずつ惹かれていった。
芸妓になってしばらくして再会した二人は男女の関係になる。
しかしそれは道ならぬ恋。吾妻の妻にすべてを知られた雪乃は絶望のあまり自殺を図るが房子と雅子に助けられ一命を取り留める。
休養を取り、マンションも引っ越して心機一転しようと思っていた雪乃だが吾妻からの電話を受けやはり自分の気持ちを抑えることはできなかった。

「バカな女やろ…アホな女やろ…けど…これが祗園の恋なんよ」

その言葉が明日香の頭を駆けめぐる。

(みどころ)このころの吾妻センセはなかなかいい男に描かれています。

第23話 再会
おかあさんに頼まれお使いに行った帰りの電車で明日香はヤクザに絡まれている男性を発見する。
とっさの機転で男性を救う明日香。しかしヤクザは明日香に襲いかかろうとする。
そんなとき直人の家で会った男性、本城武士が明日香を助けてくれる。

電車を降り河原を歩く二人。久々にあった武士は以前よりたくましくなっていた。
そんな武士に明日香は好ましい感情を覚える。

(みどころ)明日香ピンチ!そこに現れる青年武士。これは少女漫画かー!

第24話 霹靂
祇園祭の季節がやってきた。花街の人間も参加する行事があり、街は活気づく。
しかし、そんな祗園で五条烏丸会のヤクザ同士の発砲事件が起こってしまう。

五条烏丸会は前会長の篠原の死後、菱和会と大翔組の仲裁によって諸岡という男を会長に据えた。
しかし諸岡は調整型の人間であり、リーダーシップに欠ける人物であった。
当時もう一人の会長候補であった石田の下にいる者達はそれを不満に思っていた。
そしてその石田組組員が、師岡組組員に撃たれてしまったのである。

お使いの帰り道、明日香はその発砲事件の犯人と出くわしてしまう。
銃を向けられおびえる明日香。
男はすぐに去ったが立ち上がることも声を出すこともできずに明日香はその場に座り込んでいた。

(みどころ)「でけん言うなら…どないするっちゅうんじゃ!」ああ、今日もベタでいい感じ。

第25話 対立
五条烏丸会の内部抗争のニュースは瞬く間に全国に広まった。
菱和会では直人が「この抗争、大翔や菱和にも飛び火する」と懸念し、
大翔会では菱和の会長である直人と話し合うことにする。
そして彩香は師岡会長擁立の場に居合わせた人間として抗争の行方を案じている。

警察は双方に祇園祭の間はおとなしくするように注意するが、師岡組としては組員を殺されているため石田がわびを入れない限りいつ暴走するか責任は持てないと言う。
石田も元々の原因は師岡が当初の約束を破りいつまでも組長の座にしがみついていることだとしてとことんまで行こうとする。

(みどころ)登場人物が全員でこれまでのあらすじを説明しているような内容。「女帝」の最終巻を読めばよくわかります。

第26話 真相
五条烏丸会の動きを探るため京都にやってきた武士。
明日香にそのことを告げ一度食事をしないかと誘う。
禁じられているにもかかわらず武士ともっと話してみたい明日香はOKしてしまう。

翌日、抗争について雪乃から驚きの事実を聞かされる。
石田組組長は雪乃の客だというのだ。その席でこの抗争は石田が意図的に起こしたのだと聞いた雪乃。
話を聞いた明日香はこのままでは終わらない。祭り中に血が流れるおそれがあると考える。

(みどころ)明日香ちゃん、簡単に返事しすぎではないでしょうか?

第27話 懊悩
抗争を止めるにはどうすればいいか、そう考えた明日香の頭に武士の顔がよぎる。
そっと布団を抜け出し電話をかける。話したいことがあるからと。
電話では話せないので翌日武士の部屋に向かうことになる。

雪乃の使いで団扇屋さんに行くと嘘を言い武士の部屋に向かう。
話を聞いた武士は神戸の本部にそれを伝え手を打つことにする。
薄暗い部屋の中武士は明日香を抱きしめキスをする。
そして明日香の体に手をかけるが、明日香はそれを拒否する。
極道の妾(おんな)になるために祗園に来たのではない。ウチを身受けしてくれるのかと。

ウチは祗園の女帝になるんやから…そうつぶやきながら明日香は土砂降りの中傘も差さずに街を歩く。

(みどころ)いや、みどころもなにも^^ママと同じことしているぞ、明日香。

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